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こわ・おもしろ玉手箱 第05話:「覗かれている?

第5話: 「覗かれている?」

無線技術が普及してきて、家庭でもケーブルを使わずにインターネットを利用できるようになってきました。無線LAN(ラン)といいます。ノートパソコンと一緒に使えば、家の中のどこにいても自由にインターネットが利用できて大変便利です。

しかし、大きな落とし穴があります。それは「どこでも使える」ということの裏返しに、「電波の届く所であればだれにでも見られる(使える)」ということです。家の中のどこでも使えますから、家の外でも利用できることに不思議はありませんね。私も自宅の無線LANにつなごうと思ったら、ご近所の無線LANに接続しようとしていたなんてことを何度も経験しています。

実際、世の中にはこの無線LANを「盗聴」するマニアも多く、あなたの無線LANを乗っ取って、他の利用者のパソコンを攻撃することもあります。あなたの立場は微妙になります。自分としては「乗っ取られた」被害者と思いたいでしょうが、攻撃された人にとっては「あなたが加害者」と映ります。

このような事態を避けるためには、無線LANの説明書に従って、必ず二つの設定を行ってください。一つは通信データを暗号化することです。なるべく強力な方法(お勧めと説明書に通常書いてあります)を選択してください。毎月定期的にパスワードを変えることも有効です。二つ目は使うパソコンの無線LAN接続機器暗号(機器ごとに固有の番号がふられています)を登録し、登録された接続機器がついたパソコンしか利用できないようにするのです。

これであなたの無線LANは安全になりましたが、一つだけ覚えておいてください。現在の技術では無線LANを使っていること自体を隠すことができません。誰かが、あなたがインターネットを利用していることを「覗いている」かもしれません。

(丹羽義典・ソフトピアジャパンCIO兼IT研究センター長)
平成18年7月11日 中日新聞「しんぶん@ネット」掲載

(注:作者の役職は当時のものです)

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