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こわ・おもしろ玉手箱 第09話:「子供を守る」

第9話: 「子供を守る」

携帯電話にパソコンにメールが入ってくる。最近、子供の連れ去り・声掛け事件などが多発し、学校・PTAは不安を抱え、対策を迫られています。お年寄りやボランティアによる見守り隊が組織され、地域コミュニティー全体で対策に取り組んでおられる地域もあります。そんな活動に情報通信技術(ICT)が一役買っている例もあります。

保護者や地域の人に不審者情報や緊急の情報を伝達する連絡網として、パソコンメールや携帯電話のメールの利用が広まってきています。パソコンメールや携帯電話のメールは特定の人だけではなく、一度に多くの人に同じ内容のメールを素早く(数秒から数分で)送れます。この仕組みを利用して不審者情報や緊急の情報(台風で学校が休みのお知らせ等)などを一斉に地域の人や保護者に連絡するわけです。

メールを送るためにかかる費用はどうするのか(PTAは案外貧乏なのです)、メールを見る事ができない人はどうするのか、誰がどういう情報をいつ責任を持って流すのか、見逃した場合は誰の責任か、などのさまざまな問題を抱えてはいますが、パソコン・携帯のメールが一般的になってきたこと、サービス料が安くなってきたこと、費用の一部を負担または無料でサービスを提供する自治体がでてきたことなどで、利用が広がっています。

 進んでいる地域では、事件がおこった場所を地図の上に表示してくれる最新のシステムも取り入れています。しかし、同じ場所で多くの事件が発生すると地域のイメージが損なわれる、地図の上であまりに正確な情報を乗せると被害・事故にあった人が特定できてしまう等の問題もあり、使い方に考慮・工夫が必要です。

さまざまな形でICTは私たちの身近な生活の中に入ってきています。地図との連携も利用者である私たち自身が、利用方法を考え生活する時代になりました。

(太田秀昭・ソフトピアジャパン人材育成室長)
平成18年10月3日 中日新聞「しんぶん@ネット」掲載

(注:作者の役職は当時のものです)

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