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こわ・おもしろ玉手箱 第13話:「電子年賀状」

第13話: 「電子年賀状」

 新年あけましておめでとうございます。

 毎年わが家では、元旦は初詣(はつもう)でを済ませたあと、ドサッときた年賀状を一枚一枚念入りに読むのが恒例です。最近ではパソコン、プリンター、はがき作成ソフト、デジカメなどを駆使した、オリジナルの年賀状が随分増えてきて楽しみです。一方、電子年賀状(電子メールによる年賀状)も何通か届くようになりました。

 十年ほど前からネットで「お年玉つき電子年賀状」というサービスが始まり、電子年賀状が普及し始めました。そのころから比べるとネットの利用者は爆発的に増え、電子メールのやりとりが日常化しているにもかかわらず電子年賀状はそれほど一般化していません。一番の理由はやはり、電子メールと年賀状は目的が違うからではないでしょうか。電子メールは日常のコミュニケーションのための道具であり、年賀状は新年のあらたまった挨拶(あいさつ)状なので電子メールには馴染(なじ)まないと思う人も多いようです。また、すべての人が電子メールを日常的に使っているわけではなく、メールアドレスが無かったり、不明の場合もあります。出しても見てもらえるかどうかも不安です。

 電子年賀状も年々工夫され、種類も豊富になり、音声・動画もあります。人気ランキングを出しているサイトもあり、送った人にも送られた人にも当たるプレゼント付きの年賀カードも珍しくありません。しかもほとんど無料です。最近では、年賀状と携帯電話を組み合わせたビデオ付き年賀状というものもあります。気の合った仲間とメール感覚で年賀カードの出来具合を自慢し合うのも面白そうです。

 

 お正月の習慣である年賀状・・・住所を確認しながら、この人は元気?この人には本当にお世話になりました、この人に久々に会ってみたいな、などと思いを込めて年賀状・年賀カードを出す。元旦に届いた年賀状をじっくり見て、出した・出してなかったと騒ぎ、知り合いが元気なのに安堵(あんど)し、友達の近況を知り、しみじみとお正月を実感する。・・・この文化を大切にしたいものです。

(後藤三郎・ソフトピアジャパン専務理事)
平成19年1月9日 中日新聞「しんぶん@ネット」掲載

(注:作者の役職は当時のものです)

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