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こわ・おもしろ玉手箱 第14話:「ネチケット」

第14話: 「ネチケット」

ネチケットって何?

「ネットワーク」と「エチケット」を組み合わせた造語で、インターネットで必要とされるエチケットやマナーのことです。
 例えば、「他人の個人情報を流出させない」「著作権や肖像権を侵害しない」といった運用上の取り決め。そして電子メールにおいては「半角カナを使用しない」「多数の人に対して大量メールを送信しない」といった技術的な約束事などが挙げられます。

 中でも重要な問題は「フレーム」です。この聞き慣れない言葉は、インターネットの用語で対立した論争や喧嘩(けんか)状態を意味し、燃え上がる「炎」を意味する英語から付けられたものです。

 いくつかの掲示板では議論が白熱してフレームになり、個人攻撃や誹謗(ひぼう)中傷の言葉が飛び交い、掲示板を眺めている人に不愉快な思いをさせています。

 こうした状態が起きる原因には、インターネットの世界では実世界と異なってお互いに相手の顔が見えないまま「言葉だけ」が行き交うということと、文字による表現は会話に比べて予想外に強い印象を与えるという特性が挙げられます。

 この小さな「感覚のずれ」が双方に反射、増幅して大きな誤解や怒りへと成長し、大きなフレームが出来上がってしまうのです。ですからこれを避けるためには、常に相手を思いやり言葉を選んで冷静に発言し、また相手の意見を謙虚に受け止めるというネチケットが必要になる訳です。

 

 ネチケットは規則で定められたものではなく、インターネットという日々変化する生き物の中ではその内容も常に変化して、ネチケットという言葉さえ死語になりつつあります。
 しかし、インターネット社会においても実社会と変わることなく、他人への思いやりや、自らを律した責任ある行動といった、社会活動上の暗黙のルールが存在することに変わりはありません。

 
この機会に皆さんのネチケットを振り返って頂き、インターネットの世界を楽しくお過ごしください。

(丹羽義典・ソフトピアジャパンIT研究センター長)
平成19年1月30日 中日新聞「しんぶん@ネット」掲載

(注:作者の役職は当時のものです)

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