Home > 広報 > 広報アーカイブ > こわ・おもしろ玉手箱 > こわ・おもしろ玉手箱 第20話:「ニアミス!?」

こわ・おもしろ玉手箱 第20話:「ニアミス!?」

第20話: 「ニアミス!?」

 同僚と居酒屋へ行った帰りのことです。鞄(かばん)を置き忘れてしまいました。駅で帰りの切符を買う時に両手が使えるのでなんか変だなと思ったのですが、そのまま帰宅。夜中に目が覚めた時に「あれ?カバンは!」と思い出したのですが、後の祭り。どこかに忘れてしまったのです。

 頭から血の気が引くのがわかりました。「どこで忘れた?」。懇親会の会場、居酒屋までの途中、居酒屋の席、駅のトイレ、切符の券売機前、電車、タクシーの中…頭がパニックです。

 「またもや個人情報漏洩(ろうえい)か??」新聞紙面にデカデカと躍る活字が頭をよぎりました。何が入っていたか?電子辞書にノート、筆記用具、パンフレット、説明資料…幸いにも個人情報、機密情報はなく、翌日には鞄も無事に戻ってきましたが、冷や汗ものでした。

 セキュリティー事故の多くは、何らかの事情で個人が仕事上のデータを外に持ち出したことに起因しています。

 新聞紙上で騒がれ、職場での教育、ルールづくりも徹底され、セキュリティーに関する個人の意識も高まり、データの持ち運びに伴う事故は年々減ってきています。しかしついうっかり鞄を置き忘れてしまうということはあり得ます。
個人情報、機密情報は持ち出さない。携帯電話は表示規制し、鞄に入れずに身につける。パソコン用のデータは外に出してもいい情報だけをその都度作るーといった用心が必要です。

 

 情報をどうしても持ち出さなければならない時には、指紋認証機能付きのメモリーを使う。データを暗号化しておく。ファイルを見えなくするソフトを使い、データを保護するーなどのセキュリティー対策をしっかり取ることが肝要です。最近ではこういった対策も安価に容易にできます。

 私の経験を他山の石として個人情報、機密情報の取り扱いに万全の注意と万一の備えおさおさ怠りなく。

(後藤三郎・ソフトピアジャパン専務理事)
平成19年6月12日 中日新聞「しんぶん@ネット」掲載

(注:作者の役職は当時のものです)

戻る