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こわ・おもしろ玉手箱 第24話:「セカンドライフ 」

第24話: 「セカンドライフ 」

 インターネット上での「セカンドライフ」が話題になっています。実生活のセカンドライフ(第二の人生)とは随分意味が異なり、もう一つの人生をネット上で経験しようというバーチャルワールド(仮想空間)です。

 米国のリンデンラボ社が2003年より運用を始めました。この七月に日本語版が利用できるようになったこともあり、関連の本や雑誌も多く出版され、セミナーや講習会も開催されています。この「セカンドライフ」の住人(登録者数)は現在約九百万人で、一ヶ月に百万人ほどが利用しているようです。

 自分の分身(アバダー)を作り、仮想の世界をあちこち探検する、ものを作って売る、欲しいものを買う、世界中の人と会話・交流する、会社を作って経営する、土地を買って家を建てる・・・等々。自分のやりたい、ありとあらゆることが(理論的には)できるのです。

 この仮想世界では、大手自動車会社が車の販売を始めたり、不動産会社が巨大モールを作って出展・販売をしたり、人材派遣会社が仮想社員を派遣したり、実世界さながらです。運用会社は土地を有償で提供するだけで、あとはすべて利用者が創造し発展させていく仕組みです。

 独自の仮想通貨(リンデンドル)が存在し、実生活のドルとの交換も可能です。これが最大の魅力であり、また危険なところです。夢のような生活を簡単に楽しもうと思えば、仮想マネーに頼ることになります。逆にそのサービスを提供する人は仮想マネーを手に入れることができ、新聞などで取り上げられた「仮想マネーで大もうけ」につながります。

 この世界を大いに楽しむ人、はまってしまう人、仮想体験を生かして実世界に役立てる人、世界中にネットワークを作る人、商売に成功する人・・・非常に多くの可能性をもった

 

「セカンドライフ」。今後どのように進化していくのか、まさに「こわ・おもしろ玉手箱」です。

(後藤三郎・ソフトピアジャパン専務理事)
平成19年9月4日 中日新聞「しんぶん@ネット」掲載

(注:作者の役職は当時のものです)

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