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こわ・おもしろ玉手箱 第25話:「サイバー犯罪 」


第25話: 「サイバー犯罪 」

 警察庁には、サイバー犯罪対策のホームページ(http://www.npa.go.jp/cyber/index.html)があります。そこでは、他人のIDやパスワードを無断で掲示板に教えたり、コンピューターを悪用した詐欺や侮辱、わいせつ案件などの検挙・相談件数が半年ごとに発表されます。

 先日、平成19年度上半期のサイバー犯罪の検挙状況が発表されました。 それによると、検挙・相談件数ともに前年同期とほとんど変わっていません。増えていないからといって安心できません。18年は大幅に増えた年で、その年と変わらないというのは過去と比べて増加傾向にあることにほかならないのです。

 ネットワークを利用した詐欺の検挙件数は減っていますが、身に覚えのない架空請求、メールを開いたら勝手にアダルトサイトに登録される不当な請求―などの相談件数は増えています。また、児童買春に関する犯罪は六割も増加し、DVDを勝手にコピーして販売する著作権法違反に至っては前年の2.5倍となっています。

 情報処理推進機構(経済産業省の外郭団体)の「情報セキュリティーに関する新たな脅威に対する意識調査」によれば、技術の進歩でセキュリティーのレベルは確実に向上しています。一方、情報セキュリティー対策が十分でない例として、メール送信前のウイルスチェック、重要データのバックアップ、パソコンへのパスワード保存などが報告されています。

 これらの調査結果から事件事故に巻き込まれないために・セキュリティー対策ソフトを入れる・怪しいメールや添付ファイルは開かない・危険なウェブサイトにはアクセスしない・パスワードは安易なものを用いないーなどの基本的な対策がいかに大切か、理解いただけたのではないでしょうか。

 

 

 

(太田秀明・ソフトピアジャパン人材育成室長)
平成19年9月25日 中日新聞「しんぶん@ネット」掲載

(注:作者の役職は当時のものです)

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