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こわ・おもしろ玉手箱 第27話:「ウィキペディア」


第27話: 「ウィキペディア 」

 皆さんはウェブ上で知らない語句や人名にぶつかった時、どうされていますか?辞書・百科事典で調べる人、グーグルやヤフーなど検索エンジンを使う人・・・私はウェブ上の百科事典「ウィキペディア」を利用します。

 ウィキペディアは誰でも記事の追加や編集ができる無料の百科事典で、2001年1月に英語版がスタートしました。サービス開始当初から知っていましたが、最初のころは日本語の記事が少なく、記事が見つからないことからほとんど利用していませんでした。しかし、みるみる間に記事数は増え、最近ではなんと日本語で43万件(英語では実に206万件)になっています。

 先日も日露戦争に関するテレビ番組を見ながら、ウィキペディアで関連の記事を調べてみると、旅順のロシア司令官の奥さんのこと、その司令官がロシアとトルコの戦争で活躍したことなどが分かりました。新たな単語にぶつかる度にハイパーリンクというウェブの特性を生かして新しい記事にジャンプでき、興味が尽きません。

 とても便利なウィキペディアですが、問題点もあります。誰もが記事を追加編集できる(自分のことは自ら書いてはいけないルールあり)こともあり、必ずしも記事が正しいとは限りません。自らの責任で利用しなくてはならないのです。

 最近「ウィキスキャン」という注目すべき新サービスが始まりました。どの相識のネットワークから記事を編集したかが分かるサービスです。個人までの特定はできませんが、ライバルメーカーの商品の記事を書き換えたり、関係団体がこまめに修正していることが分かったりして、波紋が広がっています。

 
記事の品質を下げるような書き込みなど、匿名性がゆえに起きるウィキペディア上の問題点の解決に結びつくかもしれないと、今後のなりゆきが注目されています。

(太田秀昭・ソフトピアジャパン人材育成室長)
平成19年11月6日 中日新聞「しんぶん@ネット」掲載

(注:作者の役職は当時のものです)

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