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こわ・おもしろ玉手箱 第32話:「e-Tax」

第32話: 「e-Tax」

 「電子政府」という言葉を初めて聞いた時、SF映画に出てくるコンピューターが支配する政府のことかと思いました。実は「電子(IT技術)を活用した政府」という意味で、具体的には施設の予約や申請書の請求、証明書の発行など、公の多くの処理・手続きがネット経由で便利に簡単に安全確実にできる政府のことのようです。

 その一つにe-Taxという税金の申告をネットで行うサービスがあります。いままさに、所得税の確定申告の時期。私も一市民として確定申告をe-Taxでやってみようと思い立ち、挑戦してみました。

 まず役所へ行き、住民基本台帳カードを申請。あわせて電子証明書を取ります。あれこれ確認が必要で、時間がかかります。次にICカードを読むためのリーダーという装置が必用なのですが、役所では売っていません。家電量販店でも「取り寄せになります」と言われ、ネットでようやく見つけて注文しました。

 いよいよ確定申告の手続きです。国税庁の「19年分 確定申告書等作成コーナー」から、申告書作成を選んで必用な項目を入力し、必用な書類を作っていきます。

 以前は電卓をたたきながら、計算間違いがないよう慎重に計算。項目の細かい説明を読みながら四苦八苦し、やっと終わったと思ったら途中入力ミスで最初から、というような苦い経験もあると思いますが、今は楽になりました。途中のデータ保存も簡単にできるし、この申告書作成機能はまあ合格でしょう。

 さて、ここで作った申請書類をネットで送信します。これがとっても大変。パソコンのソフト環境を整え、電子申告・納税の届け出をネットで出し、電子証明書の登録をして「さあ、申請」というところでエラーになってしまいました。

 もう一度役所へ出直さなければならないことがわかりガッカリ。しかしこうなれば意地でも・・・五千円の税額控除があり、添付資料の提出は不用。一度やっておけばあとは楽と気を取り直し、役所でCDを入手して再挑戦。これで本当に良いのか、という不安を抱えつつ、「エイッ」と思い切って申告書を送付しました。結構、勇気がいりました。

(後藤三郎・ソフトピアジャパン専務理事)
平成20年3月4日 中日新聞「しんぶん@ネット」掲載

(注:作者の役職は当時のものです)

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